甲状腺の手術までに10ヶ月かかった話(中編)【甲状腺濾胞性腫瘍】
︎注意:以下はあくまで素人の雑談なので専門的な情報は然るべきソースから入手してください。
【結論:反省点まとめ】
1.健康診断で要精密検査と言われたら結果が届くのを待たずに受診する(前編)
2.受診時は専門のクリニックを選ぶ(中編)
3.手術等で懸念があれば先生に積極的に聞く(後編)
【記事概要】
前編→腫瘍が見つかるまで(1軒目)
中編→手術の提案(2軒目)
後編→病院選び(3・4軒目)
の流れで更新します。
時系列としては下図のような感じです
(手描きなので読みづらく、すみません)
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【中編:手術の提案】
- 2軒目(6月中旬-7月中旬・近所の総合病院)
6月中旬に、内科のクリニックから紹介され 総合病院の耳鼻科を受診しました。
紹介状を持って行きましたが腫瘍マーカーなどの情報が無いとのことで、再び採血することになりました。
先生には「どうして最初に内科を受診したのか。甲状腺なら耳鼻咽喉科だ。」と言われました。
2つ目の反省点はここです。
最初から耳鼻咽喉科にかかっていたら、1軒目から2軒目へ移る時の時間や検査や紹介料の無駄が省けたかもしれません。腫瘍があることを一切想定していなかったとはいえ、健康診断後に深く考えず適当な医療機関を受診したことを今では反省しています。
検査の話に戻ります。
この時、採血に加え咽頭ファイバーでの検査を行いました。
(余談ですが、私はこの検査が甲状腺関係の検査の中で一番痛かったです。
麻酔をかけて鼻からカメラを入れるのですが、本当に麻酔が効いているか疑いたくなるほど痛いです。反射なのか、検査の間はカメラを入れた側の目から涙が溢れ続けました。)
検査の結果、先生から手術を提案されました。話を簡単にまとめると以下の内容でした。
・私の甲状腺にある腫瘍は、摘出しなければ良性か悪性か判断できない。また大きさが2.5cmと小さくはないため、経過観察以外にも甲状腺を半分摘出する手術を提案する。
・腫瘍はほぼ良性と思われ、悪性の可能性はかなり低い。
・悪性だった場合でも、私の腫瘍は進行が遅いタイプであるため急ぐ話ではない。
・手術しない場合、今後もずっと経過観察が必要である。しかし20代半ばであることを考えると、症状も無い甲状腺の経過観察にはそのうち来なくなるだろう。そうなれば、おそらく放置することになるが、いくら進行が遅いといえども、放置した場合は取り返しのつかないことになる可能性がある。
・手術した場合のデメリットは首元に傷跡が残ること、声が掠れる可能性があること、甲状腺の機能が低下し一生ホルモン剤を飲まなければならない可能性があること、などが挙げられる。
一通りの説明の後、先生から「転移の有無を確認するために、後日造影剤CTを撮る必要がある。検査結果を伝える時に手術をするかしないか、答えを伝えてほしい」と言われました。CTの予約が取れたのは1ヶ月後の7月中旬の日程でした。
- 手術を受けるかどうか
最終的に、手術を受けると決めた理由は3つあります。
1つ目は先生の言う通り、私は絶対に経過観察をサボるに違いないと思ったからです。
2つ目は良性か悪性か分からないまま放置するのが嫌だったからです。
3つ目は私が新入社員だからです。
手術にはまとまった休みが必要だから、休んでも周囲への仕事の影響が少ない若手のうちに済ませた方が良いだろうと考えました。
以上の理由から、先延ばしせずに手術を受けることにしました。
しかし、見えやすい位置に傷が残るのはどうしても気になるので、手術の実績が多い病院で縫ってもらった方が良いのではないかと考えました。
そのため、その旨を先生に相談し、日本で最も症例数の多い都内の甲状腺の専門病院へ紹介状を書いてもらうことにしました。
(後編に続きます)