甲状腺の手術までに10ヶ月かかった話(後編・病院選び)【甲状腺濾胞性腫瘍】

注意:以下はあくまで素人の雑談なので専門的な情報は然るべきソースから入手してください。

 

【結論:反省点まとめ】

1.健康診断で要精密検査と言われたら結果が届くのを待たずに受診する(前編)

2.受診時は専門のクリニックを選ぶ(中編)

3.手術等で懸念があれば先生に積極的に聞く(後編)

 

【記事概要】

前編→腫瘍が見つかるまで(1軒目)

中編→手術の提案(2軒目)

後編→病院選び(3・4軒目)

の流れで更新します。

時系列としては下図のような感じです

(手描きなので読みづらく、すみません)

 

時系列

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【後編:病院選び】

  • 3軒目(7月下旬-9月上旬・甲状腺専門病院)

7月下旬、総合病院の耳鼻科で CTの結果を聞き、紹介状を受け取って甲状腺の専門病院へ行きました。この病院でも再び採血と超音波の検査を行いました。

また、後日に穿刺吸引細胞診という、腫瘍に針を刺して細胞を取る検査と造影剤CTの検査をすることになりました。

 

私は最初から手術希望と伝えて来ていたので、穿刺吸引細胞診のみ追加ですぐに入院予約ができるかと思っていたのですが、そうはいきませんでした。

全ての検査を終えねば入院や手術の予約はできないとのことで、受診と検査結果が出揃うまでに2ヶ月強かかりました。また、この病院は人気であることと、私は急ぐ症例ではないため、9月に結果が出揃っても入院は年明けになるとのことでした。

 

  • 術式の模索(9月上旬-)

検査を受け結果を待つ2ヶ月間、私はある病院のHP内視鏡を用いた甲状腺の手術の存在を知りました。

その術式では人から見えない位置に傷ができる上に、数年前に良性も悪性も保険診療になったとのことで強く興味を持ちました。

しかしサイト上に甲状腺乳頭癌については書いてあるものの、濾胞性腫瘍については記載がなかったため、自分が対象となり得るかがよく分かりませんでした。

 

そのため9月に検査結果が出揃ったタイミングで、先生に「内視鏡手術が気になっている」と伝えたところ「この病院では行っていない。特別な設備や条件が揃っている必要があるため、都内でも数ヶ所の病院しか対応していない。希望するのであれば、紹介して転院することになる。」との返答でした。

 

 

3つ目の反省はここです。私がもっと早く「傷跡が残ることを気にしている」と伝えられていたら、より早く先生からこの術式について教えてもらうことも出来たかもしれない、というところです。(確証はありませんが)

素人がネット検索するだけでは、手術に対応している病院がそんなに数が少ないということも、どの病院なら受けることが可能なのかも知ることが出来ませんでした。

情報源が先生しかない以上、気になることがあれば(先生が質問しづらい雰囲気でも)積極的に聞くべきだった、と今になっては思います。

 

 

話を本題に戻します。

結局私はセカンドオピニオンを受けることにしました。

内視鏡手術が適応されない例であると言われた場合は、甲状腺専門病院で従来の方法で手術を受けようと思ったからです。

 

先生には紹介先の病院を2つ提案されたのですが、調べたところ片方は全室個室の133,000~であり新卒の自分には負担が重かったので、もう片方の選択肢である大学病院に紹介状を書いてもらうことにしました。

 

 

専門病院の方に「セカンドオピニオンの宛先はどうするか」と聞かれた際、「私には分からないので適当な良い先生を指定してほしい」とお伝えしました。その結果、その大学病院の中でも偉い先生を指定していただけたようで、セカンドオピニオンの予約が取れたのは11月上旬でした。

 

 

  • 4軒目(11月頭-現在)

11月上旬、セカンドオピニオンの相談費44,000円を握りしめて大学病院を訪ねました。(セカンドオピニオンの相談料は保険が効かず自費なので、新卒には痛い出費でした。。。)

相談したところ、自分の症例の場合は内視鏡手術を受けることが可能で2-3月には予約できるとのことでした。

他にも聞きたいことも全て質問し、納得することができたので最終的に私はこの大学病院で手術を受けることに決めました。

 

そして手術を受け現在に至ります。